喀痰吸引等研修
SERVICE
基本研修・実地研修に加えてオンライン研修にも対応
メディカルケアプラスでは主に「不特定多数対象(第1号、第2号)」の研修を⾏なっています。
基本研修・実地研修に加えてコロナ禍対応としてオンライン研修もご提供しています。
喀痰吸引等研修の概要
喀痰吸引(かくたんきゅういん)等研修とは、医療⾏為であり、医師と看護師等しか⾏うことのできない「たんの吸引(⼝腔内、⿐腔内、気管カニューレ)」と「経管栄養(胃ろう腸ろう、経⿐経管栄養)」を介護職員等が業務として実施できるように育成するための研修です。
基本研修と実地研修を修了することで、「認定特定⾏為業務従事者」となり、医師の指⽰及び看護師との連携のもと業として、たん吸引等を実施できるようになります。研修は不特定多数対象(第1号、第2号)と特定者対象(第3号)に分かれています。
ターミナルケア、看取り介護のニーズ増!
⽇本の超⾼齢化社会は多死社会という新たな局⾯へ⼊っています。国⽴社会保障・⼈⼝問題研究所の「⽇本の将来推計⼈⼝」によると、2030年には65歳以上の⾼齢者は約3685万⼈(全⼈⼝の32%)に達し、年間死亡者は約165万⼈になります。死亡場所別に⾒ると、2030年には、終末期のケアを受けられない「看取り難⺠」と呼ばれる⽅が約47万⼈(28%)に達すると予想されております。そのため、看取り介護のニーズが⾼まっているのが現状です。
不特定多数対象
第1号・第2号研修とは
基本研修(対面)
基本研修は講義と演習に分かれており、基礎的な知識や技術を学びます。対面での研修の場合は、出張型・教室型のいずれかの形態で実施されます。
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基本研修(動画研修)
コロナ禍の特例措置として実施されているPC、タブレット、スマートフォン等で受講できる動画授業です。都合のいい時間に受講することができます。
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実地研修
医療機関または自身の所属する施設、事業所にて実地研修をおこないます。弊社では豊富なノウハウを活かして、修了までサポートいたします。
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喀痰吸引等研修全体像
喀痰吸引等研修(不特定多数の⽅に対応) | ||
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基本研修 | 実地研修 | |
講義50時間筆記試験シミュレーター演習 | 1号研修 (5⾏為全て実習) |
2号研修 (希望⾏為のみ実習) |
|
- ※1号研修2号研修に関しまして、⼈⼯呼吸器装着者に対しての研修は原則⾏っておりません。
- ※⼈⼯呼吸器装着者に対する吸引等も必要な施設様、事業所様は別途ご相談ください。
カリキュラム
1号研修・2号研修 | |||||||
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科⽬⼜は行為 | 時間数⼜は回数 | 1号 | 2号 | ||||
基本研修 | 講義 | ⼈間と社会 | 1.5時間 | 13時間 | 50時間 | ○ | ○ |
保険医療制度とチーム医療 | 2時間 | ||||||
安全な療養⽣活 | 4時間 | ||||||
清潔保持と感染予防 | 2.5時間 | ||||||
健康状態の把握 | 3時間 | ||||||
⾼齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論 | 11時間 | 19時間 | |||||
⾼齢者及び障害児・者の喀痰吸引実施⼿順解説 | 8時間 | ||||||
⾼齢者及び障害児・者の経管栄養概論 | 10時間 | 19時間 | |||||
⾼齢者及び障害児・者の経管栄養実施⼿順解説 | 8時間 | ||||||
演習 | ⼝腔内の喀痰吸引 | 5回以上 | ○ | ○ | |||
⿐腔内の喀痰吸引 | 5回以上 | ||||||
気管カニューレ内部の喀痰吸引 | 5回以上 | ||||||
胃ろう⼜は腸瘻による経管栄養 | 5回以上 | ||||||
経⿐経管栄養 | 5回以上 | ||||||
救急蘇⽣法 | 1回以上 | ||||||
実地研修 | ⼝腔内の喀痰吸引 | 10回以上 | ○ | 自由選択 | |||
⿐腔内の喀痰吸引 | 20回以上 | ○ | 自由選択 | ||||
気管カニューレ内部の喀痰吸引 | 20回以上 | ○ | 自由選択 | ||||
胃ろう⼜は腸瘻による経管栄養 | 20回以上 | ○ | 自由選択 | ||||
経⿐経管栄養 | 20回以上 | ○ | 自由選択 |
研修から事業所登録までの流れ
STEP01
基本研修
講義(50時間)
厚⽣労働省が定める研修カリキュラムに基づき、喀痰吸引・経管栄養に必要な基礎知識を50時間の講義形式で学習していきます。
STEP02
基本研修
筆記試験
講義で学んだ内容の習熟度を確認するために筆記試験(四者択⼀式)を実施します。合格基準(90%以上)に達しない受講者に対しては、再試験を実施します。
STEP03
基本研修
シミュレーター演習
喀痰吸引・経管栄養及び救急蘇⽣法の演習を⾏います。シミュレーター、吸引装置等を使⽤して、研修カリキュラムに定められた⾏為の種類毎に所定の回数を実施します。
STEP04
実地研修
所属事業所(法⼈内他事業所を含む)の利⽤者様の同意を得て、指導看護師の指導の下で実地研修をおこないます。合格基準を満たした場合に、修了となります。
STEP05
修了証明書発行
すべての研修課程を修了した方には、研修委員会での修了認定後にメディカルケアプラスから「修了証明書」を発行いたします。
STEP06
各都道府県への申請
「修了証明書」及び「住民票」「その他必要書類」を添付の上、都道府県へ「認定特定行為業務従事者の交付申請」を行なってください。受理された後、「認定特定行為業務従事者資格証」が送達されます。
STEP07
所属事業所での登録
資格証のコピーを所属事業所へご提出ください。事業所へ登録することで、業務として喀痰吸引・経管栄養を提供する事ができるようになります。
基本研修対象者及び注意事項
- 対象者
- 基本研修未受講者(免除資格を有していない者)の全員 ※介護従事者が望ましい
- 形式
- 講義、筆記試験(四者択⼀)、シミュレーター演習(⼿技)
- 時間
- 50時間以上及び規定回数
- 免除資格
- 実務者研修修了者、喀痰吸引等研修基本研修修了者(及び2号研修修了者)、
専⾨学校等で「医療的ケア50時間及び演習」の修了者
- 注意事項
- 特定者対応(第3号研修)ではありません
※メディカルケアプラスでは、⼈⼯呼吸器装着者に対する喀痰吸引に関しては、現状対応しておりません。
⼈⼯呼吸器装着者に対する喀痰吸引が必要な場合は別途ご相談ください。
実地研修対象者及び注意事項
- 対象者
- メディカルケアプラスでの基本研修修了者、
または、基本研修免除者かつメディカルケアプラスでフォローアップ研修を受講した者
- 形式
- 利⽤者様・患者様に対する実習
- 時間
- 各⾏為毎に規定回数以上
- 免除資格
- 第2号研修修了者で既に実地研修を修了している⾏為
- 注意事項
- 基本研修免除相当の資格を有している者(他校等での履修者に限る)は、
メディカルケアプラスでのフォローアップ研修が必須となります。
※メディカルケアプラスでは、⼈⼯呼吸器装着者に対する喀痰吸引に関しては、現状対応しておりません。
⼈⼯呼吸器装着者に対する喀痰吸引が必要な場合は別途ご相談ください。